山陰本線・山口線の旅(2019年08月09-10日)

鳥取に2泊3日の出張があったついでに山陰本線・山口線を乗り鉄した。

ここ一年、2ヶ月に1回のペースで鳥取へ出張に行っているのだが、いつも時間に(お金にもw)余裕が無く、往復同じルートで旅行していた。

その間、帰路はたまに違ったルートを通りたいものだとあれこれ思案していた。

米子まで出て、伯備線経由で帰るとか、宍道から木次線・芸備線経由で帰るとか(今は不通区間がありすんなり帰れないけど)、山陰本線を下関まで行きゆっくり帰るとかを考えていた。

今回は、盆前の出張であることとペルセウス流星群の極大日が近いことを考慮して、少し早い夏休みがてら山陰を少し満喫しようと山陰本線・山口線の旅を計画した。

行程を検討するのに星がきれいに撮れそうな鉄道から近い宿のあるところを候補に挙げ、最初は大山や日原を考えていた。しかし、大山は鉄道からの交通の便が少し悪いことや日原ではペンションが営業しているかどうかややはり交通の便が悪いこともあり断念した。

いろいろ思案していると私学共済の福利厚生で健康増進宿泊施設を利用すれば、少しでも安くなることに気がつき、また観光名所もある日御碕の民宿に1泊することにして鉄道行程を決定した。

ということで、出張帰りの出発駅である鳥取駅から特急スーパーおきで出雲市駅まで行き、一畑電車には乗らず一畑バスで日御碕へ、日御碕では日没直前まで夕食をとって夕焼け空を撮影しに日御碕灯台の足下へ行った。

翌早朝、日の出を見に行こうと再び日御碕へ行き、灯台と日の出をタイムラプスでと思ったのだが思いとおり撮影できなかったので朝食までずいぶん時間が合ったので1時間以上散歩しておいしい朝食をいただいた。

朝食後、特急の乗車時間までちょっとあったので、出雲大社までバスで行き、出雲大社の境内を歩き、大鳥居を見てから一畑電車に乗って出雲市駅まで出た。出雲市駅では、瑞風の停車位置標識、特急やくもや普通電車が止まっていたのでパチリ。

出雲市駅からは、2日目の目玉であるSLやまぐち号を乗車するため、特急スーパーおきで津和野へGO。ちょうど昼時でしたので、計画の時、事務員から駅弁買って汽車の中で食べたらとの助言をもらってましたので、駅弁購入し車中食しました。しかし連休初日とあって満席で昨日の特急の座席ガラガラ状態とはうってかわっておりちと窮屈な状態でいました。途中で三江線の文字が見えましたのでパチリ。

津和野では、津和野教会にも少し訪問しSLやまぐち号発車時間まで暇をつぶしたのでした。

津和野からはSLやまぐち号に初乗車(SL牽引の列車にも初乗車)。予約したときには最後の1席だったのでしょう、グリーン車でしかも2席のボックス席の進行方向とは反対側の席しか無くそれを予約しました。

SLやまぐち号の牽引はD51、200号機デゴイチでした。

ということで相席になった人は、中学生くらいの男の子で彼も夏休みの乗り鉄旅をしていたのでしょう。一眼レフカメラとをもって乗っていました。通路挟んで向かい側の4席ボックス席には音楽家と思われる男女4名が乗車しており、この方たちは何回もやまぐち号に乗車したことのあるような話題で盛り上がっておりました。

初めて蒸気機関車に引かれる客車に乗ったのですが、揺れ方が独特だなと感じましたね。力行時は、グッグッ、スースーといったリズムで引かれているなと体感しましたし、惰行時はジョイント音以外は音や揺れを感じることも無く、電車やディーゼル車客車とは違った揺れを体験したものでした。良いものです。

新山口駅では、客車の入れ替えや機関車の車庫への入庫などをちょっと見てこだまで広島まで帰った。なかなか濃い1泊2日の旅行となった。

ペルセウス流星群の写真は別の記事で紹介します。