花火の撮影(一眼カメラ初心者おやじのメモ)

夏と言えば、「花火大会」。花火をなんとか「きれいに撮影したい」と思い、先日、広島みなと夢花火大会のときに自宅ベランダからの撮影に挑戦した。

と言っても今の居住地へ引っ越してから3回目(3年連続)の撮影である。

今までは、コンデジカメラで花火が打ち上がって、タイミングを見てシャッターボタンを押していたのだが、これでは花火のダイナミックな形を撮影することができていなかった。

2015年07月25日 HX60Vで撮影
2015年07月25日 HX60Vで撮影



今年の春先に、一眼ミラーレスカメラ、α7s2を手に入れたので本格的に写真撮影生活をしようとあれこれと撮影方法を調べていたら、長時間露出での撮影が花火を撮影するのに最適なことを知った。

もちろんコンデジカメラでも30秒間露出できるが、シャッターレリーズケーブル(リモートレリーズ・リモートコマンダー)を取り付けられないので、シャッターボタンを押すごとにブレそうである(スマホから遠隔操作すればその心配はないがw)。

あとレリーズを取り付けられないと、カメラに張り付かないといけないという、飽きっぽい私には1時間も花火とカメラとにらめっこしないといけないのはつらいし、やっぱり花火は肉眼でゆっくり見たいし、というわがままな理由もありレリーズ撮影をすることに。

準備するもの

  1. カメラ本体(レリーズケーブルが取付られるものが最適。ま、無くても手動でシャッターを押す)
  2. レンズ
  3. レリーズケーブル(レリーズロックがあると便利)
  4. 三脚(固定撮影では必需品)

リモートレリーズの見本

私の今回の撮影は下記の機材でおこなった。

  1. カメラ本体:SONY ILCE7MS2
  2. レンズ:TAMRON SP 70-300mm F/4-5.6 Di VC USD(Model A005) + LA-EA3
  3. 三脚:SONY VCT-VPR10

撮影手順

撮影準備は明るいうちからはじめ、三脚やカメラのセッティングをおこなった。

カメラの手ぶれ補正は「切」、ピント合わせは「マニュアル(手動)」でおこなった。あらかじめ花火の出現空間の近くのものにピントを合わせておいた(比治山の上から見えるので比治山の木にピントを合わせておいた(置きピン))。

暗くなり、花火の打ち上げ開始時刻の数分前に絞り調整とレリーズの動作確認を兼ねてテスト撮影を数枚おこなった。感度をISO100にしているのだが、α7S2は高感度カメラのため、絞りをF20まで絞って長時間露出に耐えうるようにした。それでも花火が連続で打ち上がるとオーバー露出となる。

なお、長時間露出ノンリダクションも「切」設定にして、連続撮影できるようにした。

レリーズコマンダー付(レルーズロックあり)の三脚なので、花火打ち上げ時刻から横着な設定で写真撮影を開始した。30秒露出の連続撮影、60分間の打ち上げで約120枚連続で撮影である。この撮影方法は花火とのタイミングがずれるときれいに撮影できないデメリットがあるが、フレーミングとピントと適正露出になっていれば撮影中は手がかからないので楽に撮影できると思う。

ま、思いどおりの花火軌跡を撮影しようと思うとシャッタースピードはバルブに設定し自分のタイミングでシャッターをレリーズするほうが良いかも。

写真

RX1R_20160723-DSC08328

RX1R_20160723-DSC08357

RX1R_20160723-DSC08376

RX1R_20160723-DSC08391

その他の写真は「2016年07月23日 広島みなと夢花火大会」を閲覧ください。

設定まとめ

最後に今回のカメラの設定まとめは次の通り。

  • 手ぶれ補正:切
  • 長時間露出ノンリダクション:切
  • 撮影モード:マニュアル
  • 露出感度:ISO100
  • 絞り:F20
  • ピント:マニュアルフォーカス
  • シャッタースピード:30秒
  • ドライブモード:連続撮影
  • レリーズ:レリーズロック使用